「ねぇあまね、見に行こうよ、月」 双子の弟であるつかさが突然、そんなことを言いながらスパーンと戸を開け部屋に転がり込んできた。 「……何で?」 突拍子もない話に、思わず机の上に広げていた、天体の本から目を離す。 「だって今日十五夜だから、一緒に見ようよ」 ニコッと笑ったつかさの口