ボロ戸建て投資はやめとけ?
Kさん(41)が820万で学んだ失敗
私「なぜボロ戸建て投資を?」
K「給料以外の収入が欲しくて」
私「ほかには?」
K「大きなローンを避けたくて」
私「リフォームは?」
K「150万を想定しました」
私「利回りは?」
K「表面で12.4%」
私「建物はどこまで見ました?」
K「休日に現地で清掃や塗装もして」
私「自分で?」
K「週末4回通って、約20万円節約しました」
私「それは大きいですね」
K「ただ、入居後にエアコンが不調になって」
私「対応は?」
K「現地対応に半日かかりました」
私「時間も必要だったんですね」
K「そうですね」
私「将来売るときは問題なさそうですか?」
K「そこも見落としてました」
私「どこがです?」
K「家の前の道路が4m未満で」
私「なるほど」
K「建て替えには条件がつくと分かったんです」
私「購入前には?」
K「あまり気にしていませんでした」
私「安く買えても、売るときの影響ですね」
K「そうなんです」
私「今は貸し続けているんですか?」
「この家は絶対に売りたくない!」そう言い続けていた母(74)が、内見当日の朝、誰よりも早く玄関タイルを磨いていた。
娘(52)が「売る気になったの?」と聞くと首を横に振った。
それでも雑巾を置かない母が言ったのが、
スーモで家を売る相談に来た男性(53)が
真っ先に頼んだのは
「妻にだけは連絡しないで」。
なのに自宅の写真を見せると
「妻も気に入ってる、いい家なんです」と笑う。
理由を尋ねると、男性が言ったのが、
「妻に『家を売ろう』と言うより、
『もう住宅ローンが苦しい』と言うほうが怖いんです」
収入が減ってから、毎月の返済が苦しくなった。
妻にはまだ話せていない。
妻は今も「この家にしてよかった」とうれしそうに言う。
その顔を見るたび、ますます切り出せなくなったという。
男性は査定依頼書を押さえたまま、
「心配かけたくなくて」とつぶやいた。
自分もこの家が嫌になったわけではない。
ただ、返済が続けられるか不安だった。
妻を心配させないための沈黙が、
2人で一緒に選ぶ時間まで奪っていた。
担当者が「査定することと、売ると決めることは別です」と伝えると、男性はローンの返済表に目を落とし、しばらく黙った。
男性は帰り際、もう一度だけ自宅の写真を見せた。
「本当に、いい家なんですよ」
今度は笑わなかった。
「家を売りたい」と切り出した夫(48)に、妻は笑った。
住宅ローンは毎月14万円。
返済に追い詰められ、反対される覚悟で話したのに、妻はほっとした顔で返済予定表を裏返した。
夫が戸惑っていると、妻がまっすぐ目を見て言ったのが、↓
「家を売るのは怖いよ。でも、あなたが無理を続けるほうが、もっと怖かった」
夫は言葉が出なかった。
35年ローンで買った家を手放すなんて、妻をがっかりさせるに決まっている。
そう思い込み、苦しくても毎月14万円を払い続けていた。
でも妻は、夫が夜遅くまで家計を計算し、何度もため息をつく姿を見ていた。
「大丈夫」と笑うたび、余計に心配になったという。
「私から売ろうとは言えなかった。あなたがこの家を大事にしてたから」
夫は「ごめん」とつぶやいた。
夫は家を守ることが家族を守ることだと思っていた。
でも妻が守りたかったのは、家より夫だった。
妻は「まだ売ると決めなくていいよ」と言って、冷めた夕食を温めなおす。
その夜、二人は初めて、家を手放すことも含めてこれからの暮らしを話した。
住宅ローンでギリギリの生活…
Tさん再出発の体験談
私「住宅ローンは月いくら?」
T「11万9,000円です」
私「最初からギリギリ?」
T「いえ、購入時は世帯年収590万円で」
私「余裕はあった?」
T「はい。でも3年目から苦しくなって」
私「何が変わったんですか?」
T「友人の工務店に将来の修繕費を聞いたんです」
私「いくら必要でした?」
T「10〜20年後、外壁に約150万円」
私「外壁だけで?」
T「屋根も約120万円」
私「今の家計では?」
T「無理で、家族と話し合って売ることに」
私「迷いませんでした?」
T「正直、すごく悩みました」
私「周囲の反応は?」
T「両親に『もったいない』と言われて」
私「それは迷いますね」
T「でも4社で査定したら、最大330万円の差が」
私「330万円も?」
T「納得できる会社を選び、2カ月で売れました」
私「売った後の生活は?」
もう最悪…住み替え失敗。
Mさん(45) 3つの誤算
私「住み替えのきっかけは?」
M「長男の中学進学です」
私「マンションから?」
M「3LDKから庭付き4LDKへ」
私「4月までに入居を?」
M「はい、かなり焦ってました」
私「最初の誤算は?」
M「実は…
M「約200万円足りませんでした」
私「どうしたんです?」
M「住み替えローンで補いました」
私「新居の価格は?」
M「約4,350万円」
私「借入総額は?」
M「4,550万円です」
私「売却とのタイミングは?」
M「新居の引き渡しが先に決まって」
私「売却完了を待てず?」
M「はい、進学も迫っていて」
私「月々の返済は?」
M「マンション時代は月9.8万円」
私「住み替え後は?」
M「14.2万円です」
私「月4.4万円増…」
M「教育費も増える時期なのに」
私「契約前に試算は?」
M「きちんとできてなくて」
私「それはキツいですね…」
M「新居でも想定外があって」
私「何があったんです?」
M「南向きの庭なのに」
私「日当たりが悪かった?」
M「隣家が内覧後に増築して」
私「えっ、そんなことが」
M「庭がほぼ日陰に」
私「冬の室内は?」
M「1階がほぼ暗いままでした」
私「内覧は何回?」
M「曇りの午前中に1回だけ」
私「売却もローンも新居も…」
M「そうなんです」
私「一番の後悔は?」
M「任せ切りにしたことです」
私「不動産会社に?」
M「最初の1社に任せきりで」
私「返済の試算も?」
M「ちゃんと確認せずに」
私「やり直すなら?」
M「最初の動き方を変えたい」
私「これから住み替える人にひと言を」
M「『なんとかなるか?』を数字で確かめてほしい」
私「貴重なお話、ありがとうございました」
