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在米30年記念に出版「ある数値流体力学研究者の挑戦」amazon.co.jp/dp/B0D6D2YLHV
1990年東海大学に入学、卒業後どのような経緯で渡米したか、ミシガンでの13年にわたる大学院生&ポスドク時代をどう生きたのか、どういった経緯でNASAへ辿り着きどのようにして生き残ってきたのか、その半生を綴った自伝。
アメリカ人が日本人への英語のメールで、「Hello, 〇〇-san」と書くことがある。日本の習慣へのリスペクトが感じられて嬉しいことだが、その返信はどうするか?「Hello, XX-san」と書くか、アメリカ式で「Hello, XX」と書くか。私は、こちらも相手の習慣へのリスペクトを示す意味で、「Hello, XX」と書くといいと思っている。ちなみに、相手のメールの最後にファーストネームが書かれていれば、XXはそのファーストネームでいい。
機密情報を流出させたら、「知識・経験が豊富」ではなく、「便利だが、いずれ自分たちも裏切る人物」だと思われる。
秘密情報中国に流出、「知識、経験豊富と示すため」 旭化成元社員の男を起訴
sankei.com/article/20261027-…
起訴状によると、旭化成の営業秘密が入った会社貸与のハードディスクを退職時に返却せずに持ち出し、中国企業関係者にSNSやメールで情報を漏洩したとされる。
研究論文を読んでいて、一見内容とは関係のない表現が含まれているのに気づき、思わずその意図を想像してしまうことがある。私は意外とそういうのが好きである。
「伝統が『伝統である』と認識されたその瞬間に、それは死んでしまう。」アラン・ブルーム。
“As soon as tradition has come to be recognized as tradition, it is dead.”, Allan Bloom.
動画作成中。3次元翼周り、迎角が時間的に変化するマッハ0.85の流れ。これは4次元の計算格子で計算した結果から切り出した断面の一つ。時間方向に複数の断面を連続してパラパラすれば、3次元の流れの様子を動画にできる。
ゲーテは「学問と芸術を持っている者は、同時に宗教を持っている。学問と芸術を持たない者は、宗教を持て!」と言ったそうだ。私は48才で「老眼教」を持ち、幸せを取り戻した。学問と芸術を持つ人も持たない人も、誰もが「老眼教」を持って本を読み、幸せな人生を送ってほしい。
世の中には、はっきりしない方がいいということがある。本音や詳細を語られることで、興味が失せてしまうことは意外と少なくない。この最後のシーンが特に興味深いのは、作者が「○○のつもりで描いた」と言ったとしても、簡単に「そうか、○○だったのか」とはならず、作者自身ですら後に「○○のつもりで描いたが、果たしてどうだったのか」と疑問に思ってしまうところにある。
思いついたアイデアを自由に発表してはならないとされると、極端に言えば、良いアイデアを思いついても口に出さずに一旦忘れてしまい、自由な場に移って改めて思いついて論文にする、ということも起こり得る。
「公開前提でないと、優秀な研究者が敬遠する」
日本では「軍事研究」と見なされるのだろうか。私の研究は、NASAや企業のみならず、米陸軍研究局 (ARO) からの研究費で支えられている。ただ、それは基礎的な研究で、成果は学会やジャーナルで自由に発表している。基礎研究では公開が原則で、その主な理由は以下の通りである。
1. 世界中の研究者がそれを基にさらに研究を進め、大きく発展する可能性が高い(長期的な発展と優位性)。
2. 公開前提でないと、トップクラスの研究者が敬遠する(優秀な研究者の確保)。
3. 公開することで民間や他分野への波及が起き、応用も進む(イノベーションの加速)。
4. 査読付きジャーナルなどを通じて研究の質も担保できる(質の担保)。
長年、家で行方不明だった数値流体力学のポスターを発見した。2010年、シカゴで行われた米国航空宇宙学会で、Bram van Leer教授の記念講演で配布されたポスター。裏に教授の直筆のサインがある。それ以前に、研究以外の活動や「方手雅塚」というペンネームについて話したことがあったのか、「Multi-talented, multi-named man」と書かれている。
以下、Wikipediaにあるポスターの解説(Grok翻訳):
「この象徴的な構図は、1970〜1985年頃の現代的なCFD(計算流体力学)の成立過程を寓意的に描いたものです。具体的には、高解像度法(1次より高い精度を持つ非振動法)の開発と、それらが航空宇宙分野で最終的に受け入れられていく過程を表しています。
画面には、大きなピラミッドが支配する異国情緒あふれる風景が広がっています。三人の男が、それぞれ異なる手段でその頂上を目指しています。Jay Boris(ハンマーとノミ)、Bram van Leer(ロープ)、そしてVladimir Kolgan(はしご)です。Kolganは1978年に早逝したため、ロシア国内ですらほとんど知られることのない存在となりました。なお、このピラミッドは巨大なギリシャ文字の大文字デルタ(Δ)でもあり、CFDの方程式に遍在する有限差分の象徴となっています。
門番はCFDの父であるJohn von Neumannです。画面左端には、CFDの前史を象徴するRichard Courant、Kurt Friedrichs、Hans Lewyの胸像があり、その頭文字(CFL)はよく知られています。右端では、von Neumannの次の世代を代表する数値解析の巨人Peter LaxとSergei Godunovがビーチチェアに座ってくつろいでいます。彼らは、後続の世代がCFDの最先端を高めようと苦闘しているのを眺めながら、ゆったりと過ごしています。
前景を左から右へ見ていくと、まずBob MacCormackが現れます。彼は1960年代後半に、2次精度のLax-Wendroff法を航空分野に適用しましたが、その数値的な振動を抑えることはできませんでした。次にPhil Roeがおり、おそらく自分の近似リーマンソルバーやSuperbeeリミッターについて思いをめぐらせているのでしょう。門を過ぎると、Stan OsherとAmi Harten(1994年没)がいて、TVDやENO手法について議論しているように見えます。
この三人とvan Leerは、高解像度法が航空宇宙工学で受け入れられるうえで最も影響力のある人物でした。技術移転の多くはICASE(NASAラングレー研究所)で行われました。最後に、飛行機の中にはAntony Jamesonがいます。彼は独自の道を歩み、定常航空分野向けの非常に効率的な一連のCFDコードを開発しました。」
若手の研究者と話をした。契約研究員としては、大事なのは研究で成果を出すことで、研究費はその結果としてついてくるものだと、私は言った。成果が出せず打ち切られるのは当然だが、成果を出していても打ち切られることはある。成果が出ないなら、研究者としては終わった方がいいと私自身は思っている。一方で、面白いのは、後者は新たなスタートにつながることがあること。とにかく成果を出すことである。
蚊に刺されたとき何回掻くか問題。「テキトーすぎる」「余計な情報いらない」と思う生徒がいたかもしれないが、今見ると意外と面白い。簡単な現象を二次関数でモデル化して「最適」を求めるあたりに、応用数学っぽい雰囲気がある。特に(5)の問いが、モデルと現実のズレを意識させる点で興味深い。
2002年、人生で3度目の学会発表で「これまでの手法はアドホック(場当たり的)なものです」と言ってしまった。一人の教授が激怒した。「アドホックじゃない。全ては意図して設計されている。君が発表したものは使い物にならない!」。発表後、その教授から詳しく話を聞いた。その場にいなかった私のアドバイザーは、その教授にメールを送ってくれた。しかし、なぜかそれ以来、学会で会っても、その教授は私とまともに口を聞いてくれなかった。
笑ってしまった。確かに、ナメているかも😄。私は今まで一度も会話で標準語を使ったことがない。それは、大阪弁の方が笑いをとりやすかったからである。大学時代に一度だけ、笑いをとるために標準語を使ったことがある。大阪弁の面白い奴がいきなり標準語で話すと面白い。そのときも爆笑が起きて、『腹痛いからやめてくれ🤣』と言われた。
ただ、一つ気付いたのは、長年の大阪外生活で、「えっ?」と聞き返されるような大阪弁特有の言葉は、「だいたいわかるやろー!」などと毎回ツッコむのも面倒なので、次第に使わなくなっていたこと。
「これはちゃうやん?」
「えっ、『ちゃう』?」
「テストするから、教科書を直して」
「えっ、『ナオす』?」
「ほんだら、次は」
「えっ、『ホンダラ』?
京大が応募しなかったことを賞賛するポストを見た気がしたが、実際の応募は過去最多だった。軍が基礎研究に資金を出すことに理解を示す人の方が多いのかもしれない。
xitter.gq/ossanworld/status/2115…
小泉防衛相「大学の姿勢が明らかに変化」防衛省の安全保障技術研究に過去最多560件応募
sankei.com/article/20261020-…
防衛省は20日、軍事技術に応用可能な基礎研究に費用を助成する2026年度の「安全保障技術研究推進制度」に47件の研究課題を採択したと発表した。
日本では「軍事研究」と見なされるのだろうか。私の研究は、NASAや企業のみならず、米陸軍研究局 (ARO) からの研究費で支えられている。ただ、それは基礎的な研究で、成果は学会やジャーナルで自由に発表している。基礎研究では公開が原則で、その主な理由は以下の通りである。
1. 世界中の研究者がそれを基にさらに研究を進め、大きく発展する可能性が高い(長期的な発展と優位性)。
2. 公開前提でないと、トップクラスの研究者が敬遠する(優秀な研究者の確保)。
3. 公開することで民間や他分野への波及が起き、応用も進む(イノベーションの加速)。
4. 査読付きジャーナルなどを通じて研究の質も担保できる(質の担保)。
アルバイト講師をしていた頃、試験問題を作るのが楽しみだったが、昔作った問題を見つけて思わず笑ってしまった。これは、監視カメラに映った頭の形から犯人を特定するという、二次関数(放物線)の問題。「このおっさんはふざけているのか」と思った生徒や保護者がいたかもしれないが🤣、この問題にはきちんとした答えがある。
ミシガン時代、私はある私立の日本語補習校(コービィ国際学院)で、アルバイト講師として、小学生に理科、中高生に数学を教えていた。週一回の授業で時間は限られていたが、特に高校数学では指導要領の範囲を超えて基礎を網羅するよう努めた。多くは日本へ帰国してから予備校の帰国子女受験コースに通ったりするので、私の役割は、そのときに「こんなのは見たことも聞いたこともない……」とならないようにすることだと考えていた。
理解を助け、強い印象を与えるため、授業では、毎回そのときに教える内容を「なぜそれが青春なのか」という独自の観点で解説したノートを書いて配布した。中には、ストーリー仕立てのものもあった。このノートをもとに執筆したのが、『青春の高校数学』amazon.co.jp/dp/B0DZ78D3YB である。結果、数式を飛ばしても笑って楽しめる本が出来上がった。
ちなみに、私がアルバイト講師をしていたコービィ国際学院(英語名:Koby International Academy)は、アメリカ合衆国ミシガン州ノバイにあった私立学校。1993年9月に小林義尚氏(Mr. Koby)によって設立され、アメリカに長期滞在する日本人の子供たちが日本へ帰国した際の準備教育や、英語が堪能でない児童・生徒の支援を行った。現在は駿台グループの傘下となり、駿台ミシガン国際学院として引き継がれている。
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A7…
私は工学分野にいるせいか、数学は実際に役立つという感覚がある一方で、現実の問題は単なる数学の問題ではないという感覚も持っている。それは『青春の高校数学』だけでなく、試験問題にも表れていたのかもしれない。
この「Aさん二社内定で悩む」問題でも、最後に「アドバイスしてあげなさい」という余計な質問が加えられていて、単なる数学の問題では終わらない。今見ても、この最後の質問はあっていいと思う。Aさんは迷っているのだから。

















