ジェンキンス「何ですか副長、改まってお話というのは」
XO「ここ数ヶ月の整備班のインシデントリポートを見ているのだけど、貴方が本艦艦載機の整備に携わるようになってから明確にクラスD〜Cの事故が増えている。軽微とは言え事故は事故だし、これが大きなインシデントの呼び水になる可能性も無視できない。何か解決するべき問題があるのなら聞かせて欲しい」
ジェンキンス「あー、いや、その…なにが問題なのかは明白でして。しかしその問題の中心は私ではなく、解決できるかと言われても」
XO「少佐、報告は正確に」
ジェンキンス「イエスメム。問題はレックスです」
XO「レックス?」
ジェンキンス「アイツが一度空に上がっちまえばとんでもない俊敏さを発揮するのは今更説明するまでもないでしょう。ですが地上にいるアイツは、何と言うかいつもぼーっとしてて、とんでもなくどんくさいんです。それは本艦の格納庫内でも同様でして、ラダーステップを踏み外して機から落っこちたり、水密扉の框に足引っ掛けてすっ転んだり機体の下を潜ろうとして頭をぶつけてコブこさえたり。こないだも機体の点検ハッチに指挟んで悶絶してました。そういうインシデントを全て報告してたらこんな事に」
XO「…(頭を抱える)」
ジェンキンス「必要であればレックスの各インシデントについて個別のレポートを提出できますが」
XO「結構。少佐、今後レックスのどんくさが原因のインシデントについては別に報告書を作成して提出しなさい」
ジェンキンス「了解」




